医療コーディネーターによる不妊相談とは?

医療コーディネーターによる不妊相談とは?

医療コーディネーターは、医療に関わることになった人が「納得して 医療を受ける」ためのサポートをする看護師です。いつでもどこでも 何でも気軽に相談できる、自分のことだけでなく家族のことも相談で きる「かかり付け看護師」のような存在です。

一般の方にとって医療は、普段は縁遠く、使われている言葉の意味すら理解し難い世界 です。そんな世界に足を踏み込んで、医師との短時間の面談を済ませ、「あとは自分で 決めて下さい」「ご自分の体のことはご自 分で決めて下さい」と言われても何をどうしたら 良いのかすら分からない、といった状況に陥ることになります。特に不妊は、医療には無 縁の若い世代が直面する問題です。若く理解力のある年代であることから、通り一辺の 説明を受けた後は自己決定を迫られます。

不妊は病気ではありません。不妊とは「適齢期にある男女が子どもが欲しいと望んでいる にも関わらず妊娠しない状態」を差しますので、そもそも子どもが欲しいと思わなければ 医療を受ける対象とはなりません。また原因不明の方も多く、不妊という状態を「治す」 のではなく、目の前に見えてきた問題に一つ一つ対処しながら、子どもが出来る状態を目 指していくという治療です。そのため、不妊治療を始めるか始めないか、始めてもどこま で医療の力を借りるのか、いつまでやり続けるのか、など様々なタイミングで考え、決断 していかなくてはならないのですが、医療側はその答えを示唆することはありません。そ れは、どの答えが正しい、正しくない、と医療側には決められないからです。

例えば「私たち夫婦は不妊治療をした方が良いのか?良くないのか?」という疑問に医 師は答えを持っていません。絶対にお子さんが欲しいA夫婦には「YES」でも、子ども は自然の授かりものだと考えているB夫婦には「NO」であるかもしれません。治療の前 提にはその夫婦が子どもを持つことに対してどう考えているのかという「思い」「考え」 が必要です。それなくして不妊治療は成り立ちません。不妊治療は女性主体ですが、 治療によっては男性が参加する機会もあります。また、長期間続く場合もありますから パートナーへの精神的サポートは大変重要です。

そのため、夫婦としてどう不妊と向き合うのかも大切です。夫婦それぞれの気持ちに食 い違いがあることは当たり前です。その違いを少しづつ近づけ、互いに同じゴールを向い ていくことが必要となります。

不妊治療は、夫婦が不妊であるということをまず認めること、そして治療を受けるという ことを納得するプロセスが必要です。私たち医療コーディネーターは、「納得して医療を 受ける」ためのサポートをする専門家です。自分たち夫婦が子どもが欲しい、不妊では ないか、と考えた時、夫婦それぞれが「納得して」不妊治療を受けるためのサポートを 行うことができます。

楽患ナースでは不妊経験のある医療コーディネーターが相談をお受けします。カウンセリングから次の一歩を見つけるまでを支援します。

不妊について何でも聞ける身近なサポーターとして是非、御活用下さい。

<不妊相談 サービス 5つの特徴>

① 不妊の相談を受ける看護師および助産師全員が医療 コーディネーター

② 医療コーディネーター全員が不妊治療経験者

③ 医療者、患者のネットワークを生かした病院情報の 提供が可能

④ 医療機関でない中立な立場で相談を受けること

⑤ 自宅訪問や医師の説明の 場への同席など、相談者の希望する場所で相談が行える

ケーススタディ
CASE1 :
周 囲の人に不妊治療を勧められました。どのような治療法があるのでしょうか?

Sさん 30代 女性 結婚して3年以上 妊娠歴なし

Q 周囲の人に3年も経つのに子どもが出来ないのはおかしいと言われ、不妊治療を勧め られました。3年で子どもが出来ないと不妊症ということで治療をしなくてはいけな いのでしょうか?これまで健康で、病院には縁がなかったのでどこの病院が良い病院 なのか分かりません。病院に行くとどんな治療をするのですか?また、どこかに良い 病院があれば教えて下さい。

A 始めに、不妊症の定義について説明。御子さんを授かりたいのに授かれない、という 状態を不妊症と言うことから考えると、Sさんご夫婦は不妊症であるかどうかという ことから考えた。御夫婦も以前からお子さんが欲しいと思っており、夫婦生活も自然 にもたれているにも関わらず2年以上妊娠していないということから、不妊治療につ いて知りたいという思いがあることが分かった。そこで、基本的な不妊治療の内容や 検査の内容を説明。まずは自身の身体を知ることから始めるということで、基礎体温 を計測し始めることとなった。病院については、夫と不妊症について、治療内容につ いて話し合ってかた再度考えることとなった。

CASE2 :
タ イミング・人工授精など試してみましたが妊娠しません。次は体外受精を薦められていますが決心がつきません

Iさん 30代 不妊治療歴5年 流産歴 1回

Q タイミング妊娠法から始め、人工授精を数回行いました。人工授精で一度 妊娠しましたが、ごく初期で流産してしまいました。35歳を過ぎたので、そろそろ 体外受精を考えたらどうかと言われています。しかし、人工授精で一度妊娠したこ とから、次の治療法へ進むことに決心がつきません。どうしたら良いでしょうか?

A Iさんは、あまり詳しいことは知りたくない、医師にお任せしていれば 大丈夫、という考えから、これまで治療法の説明や結果の説明の際に医師に聞き たいことを自分から聞いたことはなかった。そのため、人工授精の後にはどの ような治療法があり、各治療法の成功率や一般的なステップアップの方法など について聞いたことはなかった。詳細な話を聞くと、子どもが出来ないという 現状が、これから先の未来の現実になりそうで怖かったそうだ。しかし、今回 体外受精の話が出たことから、きちんとした情報を知ることでこれからの治療 を選択したい、という気持ちが強くなった。そこで、自分でインターネットで 調べて人工授精の成功率は10%に満たないこと、次の治療段階の体外受精の 成功率は20―30%であることを知った。しかし、現実のその数字を知って もなお、「では自分はどうしたら良いのか」ということについては決めること ができず、医療コーディネーターに相談した。そこで、まずはIさんのこれま で受けてきた治療法、その際に受けた説明について共に振り返った。そして これまでの治療を成功率の数字と突き合わせて考えるとどう感じるかという ことについて話し合った。Iさんは、10%という成功率を知っていたら、 一度妊娠したからと言ってここまで同じ方法に固執することはなかっただろ うと考えた。また、人工授精したから妊娠した、と思い込んでいたが、これだ け成功率が低いと関連性はないかもしれないこと、つぎの段階へ進むことで 妊娠しない理由や流産した理由が分かるかもしれないこと、などを知り、自 分からそろそろ次のチャレンジをした方が良いのかもしれない、という思い に至った。そこで、体外受精に対するイメージを話し合い、誤解のある部分 はそれを正しながら、基本的な体外受精の知識を共有した。その上で、次は 体外受精に関する説明を医師から聞きたいという気持ちになったと語り、夫 にも同じ説明をして意見を求めてみると言うことになった。医療コーディ ネーターは、どの治療を始める際にも、今の治療法を再考する機会を持つこ とを勧めた。Iさんは、成功率から考えて、3回までを一応のゴールとして 考えてみようと思うに至った。この考えが妥当か否か、次回受診時に主治 医と話し合ってみるつもりである。

CASE3 :
不 妊治療は夫婦で向き合っていくものだと私は思っているのですが、夫とは考え方にずれがあります。

Kさん夫婦 40代 不妊治療歴10年

Q 体外受精も複数回試しましたがうまくいきませんでした。これまで 何度か妊娠して流産した経験があるため諦めきれません。でも、このまま 続けていてもどうなるのか心配です。ストレスで昔の自分とはまったく 違った人になってしまったような気がしています。夫婦で袋小路には まってしまいました。

A 御夫婦での話し合いだったため、夫、妻双方から時間をかけて ゆっくりと話を聞く。第3者を交えて話をすることで、これまで夫婦間 では語られることのなかった思いや相手への不満、また、相手への感謝 なども語られていた。夫婦はお互いが、治療を開始した当初とは性格が 変わり、夫婦関係も治療を続けていくことでぎくしゃくしていると感 じていた。不妊治療がストレスになっているという思いは両者に共通 のことであった。夫は、もうやめても良いのではないか、と数年前か ら思っていたが、妻の必死な姿を見ることで言いだすことができずに いたと語った。妻は、これまでの苦労は自分以外の人には分からな い、夫であっても分かってもらえない、という孤独感、そして諦め きれない、夫の遺伝子を残したい、申し訳ない、という複雑な思い から辞めたいとは言えないでいることを語った。しかし40代に入 り、自分のこれまでの人生は不妊治療一辺倒だったこと、大量の 薬物を使ったことによる副作用の心配、がん発症の心配などを抱 えて一人で泣いていた、と言って号泣した。夫は、妻の気持ちを 分かっているつもりで分かっていなかったことを悟り、黙って妻 の涙を見ていた。医療コーディネーターは、不妊治療は辞める タイミングが一番難しいと言われていること、特に一度妊娠した 経験がある場合はなおさらだということ、しかし、非常に残念な ことではあるが、治療をしても子どもを授かることができない御 夫婦もいることについて語った。治療のステップアップを望むの であれば、体外受精以外の方法も存在するが、他の方法に進む際 にもゴールを決めて始めることが大切なことを話し、何をきっかけ に治療を中止するか、何をゴールとして治療をしていくのか、と いうことを改めてご夫婦で話し合ってみることとした。すると夫 は、これ以上の治療ではなく、自分の子どもを持てない、と仮定 した時、どんな道を進むのかを考えてみたいと言った。妻は、まだ 考えられないと言っていたが、積極的な治療の情報を求めることは なかった。これからは夫婦で不妊治療のゴールについて話し合って いくということで相談は終了した。

1か月後、ご夫婦から依頼があり再度面談。二人で話し 合って、以前からかかりたいと思っていた不妊症の専門医にかか り、そこで最後のトライアルをしてみたいとのこと。この病院は 成功率が高いが、患者の自立も強く求められるようで、これまで 受診する勇気が持てずにいた。しかし、ゴールを決めようと思うに 至り、これまで延ばし延ばしにしていたチャレンジをしたいと思 うようになった。そこで、自分たちの覚悟について専門家として の意見を聞きたい、また、自立した患者になるための勉強方法を 知りたい、との相談であった。そこで医療コーディネーターは、 夫婦でゴールを具体的に決められたことは素晴らしいと伝えた、 しかしチャレンジするというゴールだけでは、また終わりがない 道へ進んでしまうため、今すぐでなくても良いので、うまくいか なかった時のことも考えておくことを勧めた。そして、ご夫婦と 共に、受診する病院が開示しているホームページやデータを元に 治療方法やメリットデメリット、そしてKさん夫婦がこの治療に ついてどう考えているのか、不安はないのか、といった心理的な ことについても話し合った。御夫婦は、二人が決めたことが理解 されたこと、受診前に事前勉強ができたことで、自信を持って 受診することができると感じ、面談を終えた。

CASE4 :
治 療を続けるのであれば思い切って転院を考えています。病院選びはどうしたら良いでしょうか

Yさん 30代 治療歴3年

Q 今の主治医はいろいろと治療の説明はしてくれるのですが、こちらから何かを質 問するような雰囲気ではありません。3年間通っても子どもが出来ませんし、治療を 続けるのであれば思い切って転院を考えています。今より遠くでも良い病院があれば 通ってみたいと思っています。病院選びはどうしたら良いでしょうか?

A 転院をする際には、実際に病院を探す前に医師や病院にYさんが何を望んでいる のかを整理しておく必要があることを伝えた。例えば、特に説明はなくても成功率が 高い病院・医師にかかることを望むのか、説明がしっかりしていて質問も出来、コ ミュニケーションを重視して、自身が治療の主人公となることを希望するのか、それ とも受診する時間を作ること自体が難しいので、職場や自宅から近いという地理的な 面を取るのか、など、これまでYさんが思い巡らしてきた治療や病院への思いを話 してもらうことによって整理し、優先順位は何かを明確にしていった。また、不妊 治療の場合は病院によって独自の治療方針を持っているところも多いため、どんな 治療を治療を受けたいのか、ということも配慮に入れながら、代表的な治療法につ いて提示し、知識を深めるなかで、病院選びを進めていった。

 Yさんの場合は、3年通って成果がないこと、医師に質問出来ないことが転院を考 えるきっかけであり、ある程度遠方でも通う覚悟があると言うこと、出来るだけ体に 負担の少ない治療法を受けたい、という思いであることが分かった。そのため、希望 する治療法を行っている病院の場所、成功率についてなど疑問点を調べ、実際に受診 してみて医師とコミュニケーションがスムーズに取れるかどうかを体験してみること となった。

 また、病院について調べることが難しい場合や、受診への同行に際しては医療コー ディネーターが支援や同行が出来ることも伝えた。

医療コーディネーター紹介

コーディネーターはこんな人

実際に不妊経験のある、医療の専門家が不妊相談を行います。

料金・お手続き方法

料金・お手続きについて

お1人でもカップルでご利用された場合でも同じ料金です。

詳しい内容やご不明な点のお問い合わせ・ご相談はこちらから

TEL050-1256-8627

通話料:一般固定電話から全国一律約3分11円

受付時間:月~土 10:00~16:00
※上記以外の日時も在席していれば対応いたします
メール: info@rnurse.jp

楽患ナースについて

医療コーディネーターの概
要理念、お問い合わせ先
などをご案内します。

楽 患ナースについて

TEL:050-1256-8627 FAX:03-3840-1800 info@rnurse.jp

楽患ナースお知らせ

2008年8月8日

北千住オフィスにて30分対面無料相談 予約可能
申込みは電話・メールにて

2008年9月5日

北千住オフィスにて30分対面無料相談 予約可能